逸ノ城・遠藤と稽古がしたい?技のデパート・舞の海について!
皆さん!こんにちは。
こちらでモンゴル遊牧民出身力士
関脇・逸ノ城を応援して
一緒に大相撲を盛り上げて行きましょう。
さて九州場所と冬巡業が終わりまして
関脇・逸ノ城は約1ヶ月半ぶりに埼玉県川口市にあります
湊部屋に戻って稽古を再開しました。
と言いましても秋巡業中の10月14日に
帯状疱疹を発症して2日間部屋で休んだ後、
10月16日~24日まで9日間入院しておりました。
翌25日に1日だけ稽古をしてから
26日には九州入りしましたので
実質2ヶ月ぶりの湊部屋での稽古となりました。
お相撲さんは大変ですね。
年3回の地方での本場所開催に
年4回の地方巡業がありますので
部屋を留守にすることが多いんですね。
ですから逸ノ城も久しぶりの帰宅に
「自分の部屋や土俵が一番落ち着く」
と上機嫌であったそうです。
昭和以降最速の初土俵から所要5場所での
新三役となった九州場所で、8勝7敗と勝ち越しました。
また新入幕から2場所目で新三役昇進は過去最速タイ記録で
更にその場所を勝ち越したのは史上初の快挙となりました。
ただ上位陣にはことごとく敗れ
力の差を見せつかられた場所でもありました。
こちらで詳しくご説明していますので
是非参考にして頂きたいのですが
前褌(まえみつ)を取る重要性を横綱・白鵬戦で気付かされ
実際栃ノ心戦では前褌を引いて寄り切りで勝っています。
しかし逸ノ城は立合いの弱点を克服するためには
「自分は(高く)上から行っている立ち合い。
アマチュアでは勝てるけど、プロでは下から行かないと勝てない。
左前まわしを取って(得意の)右四つになりたい」(引用:スポーツ報知)
と分析をしています。
逸ノ城は遠藤と稽古がしたい?
私の考えとしては逸ノ城は現在関脇です。
来場所(来年の初場所)の番付発表が24日にありますが
恐らくそのまま関脇に留まることでしょう。
来年は大関を狙う重要な一年となります。
初場所でも上位陣と互角に戦いながら
2桁の勝ち星が期待されているだけに
自分より上位の力士がいる部屋に出稽古に赴くのが
成長の近道のように感じるのですが、
どうなんでしょう?
少なくとも九州場所では前頭8枚目の遠藤 は
逸ノ城より下位力士なわけですから
遠藤のいる追手風部屋に出稽古に行くと報じられていますが
そんなに大騒ぎする内容ではないように思います。
ただご存知のように遠藤は左四つを得意とする力士です。
ですから逸ノ城は
「自分は遠藤関みたいに突っ張って左四つになる相手が
苦手なので稽古をしたい」(引用:スポニチ)
と言っているようですが、それはそれで構いませんが
素人ファンの1人としては是非とも、白鵬のいる
宮城野部屋に出稽古に行って貰いたいものです。
勿論一門も違いますし距離も離れていますから
なかなか難しいのでしょうけどね。
追手風部屋は湊部屋同様埼玉県ですから
一門は違えど地理的な要因も有るんだと思います。
技のデパート・舞の海について!
1年生からレギュラー、4年生で団体戦主将を務め、
個人戦では全日本相撲選手権大会優勝(アマチュア横綱)
及び国体横綱という2つのビッグタイトルを取得して、
以来史上2人目となる幕下10枚目格付出の資格を取得して
鳴り物入りで角界デビューを果たしました。
そして日大相撲部からは
横綱・輪島 – 昭和45年卒
大関・琴光喜- 平成11年卒
関脇・荒勢 – 昭和47年卒
出羽の花 – 昭和49年卒
栃司 – 昭和56年卒
追風海 – 平成10年卒
その他、小結・舞の海、高見盛
など名だたる力士を輩出している学生相撲の名門です。
今日はその中から今回は
元小結・舞の海についてお伝えします。
(出典:日本相撲協会)
こちらはご存知NHK相撲解説者の舞の海秀平さんです。
よく向う正面に座って解説されることが多く、
北の富士さんとコンビの相撲解説は最高です。
舞の海修平さんの詳しい紹介は是非ウィキペデイアなどを
参照いただきたのですが、特筆すべきは現役時代でも
身長:170cm、体重:97kgと力士としては恵まれない身体であり
新弟子検査に合格するには規定で身長173cm以上が必要であったために
シリコンを頭に埋め込んでサバを読んだという逸話が残っていますように
その小柄な身体から繰り出される多種多様な技を駆して
上位力士を次々と倒していく様を
「平成の牛若丸」・「技のデパート」
などと表現され一世を風靡しました。
当時の二子山理事長に「八艘跳び」と呼ばれた
1992年1月場所・北勝鬨戦での「立合いジャンプ」
「猫騙し」・「後退する立合い」などの
立合いの変化を多用しました。
「くるくる舞の海」と言われた
は、「平成の牛若丸対弁慶」とも言われています。
まさにここまで来ると柔道かプロレスの様にも
見えてきてしまいます。
ご自身が小柄軽量であった為に立合いの変化は
親方より認められていたようですし
観客もどんな技が繰り出されるかを
楽しみにしていました。
ところが最近ではモンゴル力士が変化(注文相撲)を
するととても厳しい非難が飛びます。
逸ノ城は体重200kgの重量級ですから
今後変化は封印するべきと思います。
ただ横綱・鶴竜は体重155kgと丁度標準です。
ほぼ横綱・白鵬と同じくらいです。
しかし技量の差は誰の目にも明らかで
本人も苦し紛れに変化を使うのでしょうが
そうすると横綱相撲にあらずと注文がつきます。
だったら逆に舞の海さんのように技のデパートとなり
バンバン変化を多用して観客に受け入れいれるのも
作戦かとも思いますが実際は難しいですかね?
舞の海さんはどうお考えですかね?
鶴竜は来年は必ず優勝しないと進退を問われます。
奇策も必要かと思いますけどね。