大相撲・初場所番付発表!日本人最後の幕内優勝・栃東について!
皆さん!こんにちは。
こちらはモンゴル遊牧民出身力士
関脇・逸ノ城 駿力士を応援して
大相撲も盛り上げていくブログです。
(出典:東京新聞)
さて昨日、来年の初場所(1月11日~25日)の
番付発表がありました。
大相撲・2015年初場所番付発表!
九州場所で元横綱・大鵬に並ぶ、
歴代最多32回の幕内最高優勝を果たした白鵬が、
6場所連続で東の横綱となりました。
「早々と初場所で決めて、残り5場所伸び伸びとやりたい」
と来場所での単独最多33回目の
幕内最高優勝に意欲を見せています。
また九州場所ではいいところまで行って
横綱として初の幕内最高優勝を逃した
鶴竜 は3場所連続の西の横綱。
稀勢の里が3場所ぶりに東の大関に復帰。
大関・琴奨菊は4度目、大関・豪栄道は初めての
カド番に挑みます。
九州場所で新関脇として共に勝ち越した
碧山と逸ノ城は2場所連続で東西そのまま関脇となりました。
逸ノ城は
「初場所では2桁勝って来年はもう1つ上を目指したい」
と大関取りに意欲を見せています。
先場所白鵬と日馬富士から金星を奪った
高安が8場所ぶり、栃煌山が6場所ぶりに小結に復帰です。
宝富士は自己最高位の東前頭筆頭に、
先場所返り入幕で11勝を挙げた栃ノ心が西前頭筆頭となりました。
そして逸ノ城と同じモンゴル人で鳥取城北高校出身の
照ノ富士は東前頭2枚目。
先場所10勝を挙げた遠藤が東前頭3枚目まで戻ってきました。
これにより来場所での逸ノ城と遠藤の
本場所初対決が実現することでしょう。
ひょっとしたら初日からいきなり対戦??
という可能性もあります。
来月9日の初日・2日目の取り組み発表が待ち遠しいですね。
日本人最後の幕内最高優勝の元大関・栃東について!
ザンバラ髪力士として相撲ブームの火付け役となった
遠藤・逸ノ城の活躍や宝富士・栃ノ心・照ノ富士など
若手力士の躍進により上位陣は群雄割拠の様相を呈してきました。
そんな中、来場所カド番を迎える
琴奨菊と豪栄道の両大関には頑張って貰いたいものです。
何としてもカド番を脱出して欲しいものです。
そしてもしこのまま関脇・小結などの上位力士が
活躍して大関昇進を果たしますと
2012年5月場所~9月場所以来の
6大関時代の再来があるかも知れませんね。
(琴欧洲・把瑠都・日馬富士・琴奨菊・稀勢の里・鶴竜)
否みに史上初の1横綱(白鵬)6大関となりました
2012年5月場所は上位陣の星の潰し合いとなり
優勝をさらって行ったのは平幕・旭天鵬でありました。
(厳密には2005年に帰化していますので日本人力士の優勝です)
そしてその後の幕内最高優勝は
白鵬10回、日馬富士4回、鶴竜1回です。
それ以前も白鵬22回、日馬富士10回、日馬富士2回、
琴欧洲1回、把瑠都1回と外国人力士が全て優勝。
結局、日本出身力士の最後の優勝は
2006年初場所の元大関・栃東まで遡ります。
そして2007年5月場所前に突如栃東が引退した時が
白鵬の3度目の優勝となり横綱昇進を果たしています。
白鵬より横綱に近いと言われた栃東が引退して
同時に白鵬が横綱に昇進して
その後の神がかり的躍進を見るにつけ
”相撲の神様が白鵬を祝福しているのかな?”
と思えてくる運命の交差でありました。
その2006年初場所優勝の栃東の優勝額が
2012年初場所前に両国国技館から取り外されました。
これで益々遠い過去の記憶となってしまいましたね。
出典:KYODO NEWS 【共同通信社】
(出典:日本相撲協会)
詳細はウキペディアなどを参考にして下しい。
13代玉ノ井親方(関脇・栃東)の次男として、
東京都墨田区に生まれます。
玉ノ井部屋(たまのいべや)は、出羽海一門の相撲部屋です。
1990年(平成2年)1月場所後に3人の内弟子を連れて春日野部屋から
分家独立して玉ノ井部屋を創設しました。
東京都足立区に初めて創設された相撲部屋です。
以前は足立区梅田に部屋があり私も近くに住んでました。
大関・栃東が優勝したときなどは地元商店街を挙げて
大騒ぎとなっていたのを思い出します。
現在は足立区西新井に移転しました。
丁度、日暮里・舎人ライナー(都営のモノレール)を
挟んで反対側に同じ一門で大関・豪栄道が所属します
境川部屋があります。
明大中野高校3年生の時に高校横綱となり、
高校在学中の1994年(平成6年)11月場所に
父が師匠の玉ノ井部屋に入門して
本名の志賀の四股名で初土俵を踏みました。
序ノ口優勝1回、序二段優勝1回
三段目優勝1回、幕下優勝1回
十両優勝1回という具合に
序ノ口から十両まで全段で優勝をしたのは、
史上3人目であります。
新入幕から所要4場所で3役・小結に昇進。
大関に昇進した2002年初場所で
始めての幕内最高優勝を果たします。
しかしその後は怪我に苦しみ
8度のカド番を経験しています。
その間2回大関を陥落していますが
現行の大関特例復帰制度(関脇陥落場所で10勝以上)で、
関脇陥落場所に2回とも10勝以上を挙げて
大関に復帰したのは栃東だけです。
因みに大関特例復帰制度で大関に復帰した力士は
三重ノ海、貴ノ浪、武双山、栃東の4人だけです。
そして6度目のカド番で臨んだ
2006年1月場所 で、13場所ぶり3度目の
幕内最高優勝をはたし、
これが自身最後の優勝と同時に
日本出身力士最後の優勝となっています。
(2014年11月場所終了時点)
ではその時の映像をどうぞ!
(出典:SumoParis)
当時全盛だった朝青龍に唯一まともに
渡り合える日本人力士として横綱の期待が膨らみましたが
場所中に高血圧や頭痛に悩まされ、途中休場して入院となりました。
医師からは
「このまま相撲を取り続けたら生命にも危険が及ぶ」
と宣告され、2007年5月場所直前の引退となりました。
引退後、一代年寄(大関は引退後3年間、
現役時の四股名のまま年寄として協会に残留することができる)
を大関としては初めて名乗り、
年寄・栃東を襲名しました。(現在は年寄・14代玉ノ井)
あの優勝からもう直ぐ9年になります。
このままウインブルドン現象が固定してしまうのでしょうか?
日本人力士の活躍にも期待したいものです。